HOMEアトピっ子の素肌をつくる > 子どものアトピー > 生活スタイル(3)

子どものアトピー

生活スタイル(3)

石鹸、シャンプーなど界面活性剤を使わない入浴

子どもは、自然の一部として大きくなっていきます。

界面活性剤(石鹸洗剤など)は自然界にはありません。皮膚のバリアを壊します。

お風呂に入るとかゆくなる

風呂に入ると、皮膚の保温因子が溶出し失われるので、入浴後は皮膚が乾燥し、皮膚温度が上がり、かゆみが強くなります。私たちは入浴しないでも何か月でも過ごせます。「お風呂はいやだ」と言う子どもはいませんか。そんな時は「お風呂をやめようか」と言ってみてください。きっと子どもは喜びます。入浴によるかゆみが出ないので、傷が減り、睡眠も深くなります。

汗をかく夏場は、外から帰ってきた時に、昼間にサッとシャワーで流します。本来の皮膚の保湿機能を壊してしまう石鹸やシャンプー、リンスなどの界面活性剤は、使いません。入浴を控えて、自然治癒力をサポートしていきましょう。

memo

産後すぐの赤ちゃんの皮膚は洗わない「ドライテクニック」

お母さんの羊水の中で水に浸かっていた皮膚が、空気にさらされはじめてまもない頃、石鹸(界面活性剤)を使うと皮膚が壊れることがあります。赤ちゃんの皮膚を守るために「ドライテクニック」がおすすめです。両親がアレルギー体質・アトピーなどで、赤ちゃんの皮膚も弱いかもしれないと心配な時は、産後、以下の「ドライテクニック」を行ってください。

1. 沐浴剤を使わない。

産後、石鹸やシャンプー・リンスを使わない。皮脂をタオルでこすって落とさないことを産婦人科でお願いしましょう。

2. ドライテクニック

産まれた時にタオルで軽く包んで、その後いっさい体(皮膚)を洗いません。お母さんの血液が付いた部分だけ軽く取り除くだけです。(くわしくは、「ドライテクニックについて」参照)

memo

子どもの髪の毛はサラサラ

子どもの髪はサラサラで、シャワーでそっと流すだけで十分です。シャンプーを使わなくても匂いも油も残りません。大人は、毎日シャンプーで多量に奪われる皮脂を補給するため、皮膚が多くの油を製造するようになってしまっています。だから、シャンプーをしないとベタベタして油臭い髪になります。

私たちの皮膚は、与えられた環境に順応していきます。子どもは大人のように毎日のシャンプー習慣がありません。大人もシャンプーの回数を減らせば、自然と皮脂の分泌が落ち着き、シャンプーなしでサラサラな髪になってきます。

ページのTOPへ