アトピー性皮膚炎
 赤ちゃん・子どもに
スキンケア方法〜洗わないこと。何も塗らないこと〜
入浴中の皮膚の状態 - 入浴すると、皮膚のバリアである角質層が水をすってふやけ、皮脂膜や天然保湿因子が溶けでて失われます。入浴後、角質層の水分が蒸発すると、保湿成分を失った皮膚はより乾燥が強くなり、かゆみも強くなります。入浴後にたっぷり保湿剤をぬっても、皮膚自身の保湿は失われていますから、治ることはありません。
  界面活性剤(石鹸・シャンプー・リンス・クリーム等)は皮膚を壊すので使わない。
子供のアトピーが治りにくいのは、親の清潔志向が原因かも。
肌本来の機能を壊さないため入浴をひかえましょう。 
入浴回数が月に平均1回のチベットではアトピーがない。
(幸野健、市立吹田市民病院)
汗の主成分尿素、垢はセラミド、皮脂。
天然保湿因子を毎日の入浴でせっせと落とすのはもったいない。
新生児の風呂 - 界面活性剤は皮膚をこわす - 羊水の中から「水に漬かっていた皮膚が空気に初めてさらされる」時産婦人科病棟で
1.沐浴剤を使わない。石鹸シャンプー・リンスを使わない。皮脂をタオルでこすって落とさないことを、お願いしましょう。
2.ドライテクニック生まれたときに、タオルで軽くつつんで、その後まったく洗わない。皮膚を一切洗わない。
皮膚が弱いかもしれない心配のある時は産後一週間くらいドライテクニックで赤ちゃんを包んでください。  
風呂の入り方
「皮膚をふやかさない」
(角質層の温存)

症状の悪いときは、着替えだけする。
皮膚を水にぬらさない。
   
調子がよければ、簡単な行水をする。
石鹸はつかわない。
タオルで皮膚をこすらない
服の着方(皮膚の包み方)
いつも新鮮な空気が肌をなでるように着ると皮膚は強くなります。
赤ちゃんは裸が好きです

靴下をはかない

ロンパースは着ない
(おなかがでても大丈夫)

帽子や襟巻きをつけない

手袋をしない

重ね着をしない

寝るときは、下着を着ない

綿100%素材をきる

フリース素材を着ない


さくら・さくらんぼ保育園「ヒトが人間になる」
あかちゃん(子ども)は、はだかが大好き。
背中のかゆみと湿疹
子供は基礎代謝が高いので、体温を下げるため背中で多量に発汗します。
冬に重ね着をして、発汗が乾かずに背中が蒸れると痒みがつよく、湿疹ができます。
いつも薄着がおすすめです。寝る時は夏も冬もパジャマ1枚だけで下着は着ません。
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